藤原交配 泉州黄金玉葱
せんしゅうこがね
玉葱品種のウンチク

日本で栽培されている、玉葱の品種には、大きく分けて、2つのタイプがあります。
北海道を中心に栽培している、長日(夏)たまねぎと、関東から九州で栽培している、
冬越し玉葱があります。

それぞれの特徴
   長日玉葱・・・・・・形がよくて、日持ちする。8月頃から収穫して翌年の春頃まで
             冷蔵貯蔵しても芽が出にくく、腐りにくい。
             しかし硬くて、煮崩れしにくく辛い。

   冬越し玉葱・・・・早生は4月頃から収穫して新鮮玉葱として食べる。
             中晩生は5月下旬から6月上旬頃収穫して、12月頃まで貯蔵できる。
             夏玉葱に比較して、貯蔵率が悪く、11月ごろから傷み始めるので
             8月から冷蔵貯蔵すれば2月ごろまで保存できる。
             味は、夏玉葱に比較して、辛味が少なく、うまみもある。

   最近の玉葱は、まずくなった?・・・・
             近頃の玉葱は、まずくなったという声を、ときどき耳にします。
             それは販売業者が、扱いやすい歩留まりのよい玉葱の青果を扱うので、
             どうしても、長日玉葱の比率が増えます。また冬越し玉葱も、
             種苗メーカーが腐りにくい品種を目標に育種するので、
             味はおろそかになります。
             当店周辺の泉州地方でも、昔の懐かしい味の玉葱はないのか
             という声があります。
             つい最近まで100年ほどこの地で、栽培していた、「泉州中高」
             という品種もありましたが、ほとんどすたれてしまいました。
             それは、形やそろいが悪い、栽培しにくい、商品率が悪いなどの理由で、
             ほとんど消滅してしまいました。最近は、昔の品種を、復活させよう
             という運動も、各地で行われているようですが、特産地の保護や
             種子の供給等のジレンマがあるようです。

   そこで注目してほしいのが・・・・
             藤原交配 「泉州こがね」です。この品種は当店の創業者でもある
             私の父(現在も新品種の育種を続けています)が50余年の歳月
             を掛けて育種した交配種であります。在来種の「泉州中高」の血統を
             引き継ぎ時代の要望にこたえられるように、
             揃い、形、貯蔵性がよくなるように交配したものです。
             他社の冬越し玉葱に比べて、もっとも泉州タイプの味の良さが、
             引き継がれていると思います。名前に泉州とついていますが
             在来種の泉州中高とは、まったく別品種ですので、
             お間違えのないように。


   種のお問い合わせ・・・・・種子は、2DL缶入り
                  発送は,2DL缶のみとさせて頂きます。
                  約10,000本〜15,000本の苗が取れます。
                  種子は、厳重な遺伝子の管理の下で海外で生産しています。


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             高田種苗株式会社
             大阪市北区天神橋8丁目3-10
             電話:06-6353-0551

             迄お願いします。





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